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IEC62311

IEC62311(人の曝露に関する電気電子機器の電磁界の評価方法)

IEC62311-人の曝露に関する電気電子機器の電磁界の測定方法(0Hz-300GHz)-は、人の曝露に関する全ての電気電子機器の電磁界の評価方法の標準化を目的として、国際電気標準会議IECが2007年に発行した国際規格です。IEC62233―家庭用及び類似する電気機器の電磁界測定規格― の対象とはならなかった電気電子機器も人の曝露に関する電磁界測定が必要となります。

一般に、電磁界の人の曝露に関して、周波数によって影響の仕方や度合いが異なります。ICNIRPやIEEEなどの曝露制限値は周波数によって値が異なり、周波数によって測定する物理量も異なります。低周波領域では、IEC62233で標準の測定方法とされる「タイムドメイン評価」―磁界を検知するセンサの信号に対して曝露制限値に従った重みづけを行い、10Hzから400kHzの磁界を制限値に対する割合として測定する手法-で磁界を測定、高周波領域では、電界、磁界を測定し、曝露制限値に対する割合の合計を求めます。

Narda S.T.S.社は、IEC62311をはじめとする人の曝露に関する電磁界の測定規格が発行される以前から、人体防護を目的とした電界、磁界、電磁界測定機器を開発、製造してきた、世界的なリーダーです。低周波磁界を測定する「磁界曝露レベルテスタELT-400型」は、STD(Shaped Time Domain)という独自技術(特許取得済)でIEC62233の標準測定法「タイムドメイン評価」を完全に実現し、IEC62311においても低周波領域における磁界測定に適用することができます。また、高周波電磁界を測定する「セレクティブメータ SRM-3006型、SRM-3000型」では、周波数毎に電界、磁界、または電力密度を測定できるだけでなく、曝露制限値に対する割合、合計値を評価でき、「高周波電磁界測定器 NBM-550型、NBM- 520型」ではシェープドプローブ(特許取得済)を使うと曝露制限値に対する割合の合計値が簡単に測定できます。


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