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JIS C 1910

人体ばく露を考慮した低周波磁界及び電界の測定一測定器の特別要求事項及び測定の手引き

日本工業規格JIS C 1910 : 2004 は、国際規格であるIEC 61786 : 1998(MeasurerTlent of low frequency magnetic and electric fields with regard to exposure of human beings - Special requirements for instruments and guidance forrneasurernents)を基に作成されており、技術的内容は同じものです。

低周波電磁界への人体ばく露に関する関心の高まりから、様々な測定器が開発されてきましたが、電力設備や家庭用電気製品など、電磁界の発生源は多種多様なものがあり、測定器の違いによる測定結果の数値の違いもありました。

低周波電磁界を測定する測定器の性能仕様に関する日本国内の規格として制定されたJIS C 1910 : 2004 では、15Hzから9kHzの周波数帯域における準静的な磁界および電界の定常状態における実効値測定に関する手引き、すなわち測定器の性能仕様の要求事項が記載されています。

低周波磁界の測定に際して、JIS C 1910 : 2004では、3軸の測定器を用いて合成磁界を測定することが望ましい、ISO 17025に適合した校正を実施することが望ましい、と記載されています。

SK-8301型3軸式低周波ガウスメータは、コンパクトでありながら、真の実効値で測定することができる測定器で、3つのコイルを搭載し、その合成値を表示します。IS0 17025に適合した、NVLAPでの校正証明書が添付されたモデルもあります。

また、Narda S.T.S.社製低周波磁界曝露レベルテスタELT-400型、低周波電磁界測定器 EFA-300型も、100cm2のコイル3つを同心に配置したセンサを持ち、合成値を表示しますので、JIS C 1910 :2004に準拠した測定に適用できます。


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