SciMoCa MonteCarloセカンダリ3D線量計算ソリューション
線量チェックとプランQAにおける,Monte Carloの精度を日常QAに活用
SciMoCaはMonte Carlo線量計算の精度を備えたソフトウェアです。
TPS線量の誤差を少ない労力で識別し,治療計画の品質や, プラン目標に関するフィードバックを即時に提供。Monte Carloの高精度で,治療計画の品質,そして患者QAを強化。精度, 計算速度, ワークフローの自動化で,セカンダリ線量チェックと独立プランQAにおける新たな基準を確立します。
- 機能・特長
- メーカー情報
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機能・特長
制限を受けないMonte Carlo
SciMoCaはすべてのElekta社製装置,すべてのSiemens社製装置,すべてのVarian社製装置およびCyberKnife※に対応し,またDICOMエクスポートに対応する,すべての治療計画システムにも対応しています。 対応治療技術には,3次元照射,IMRT,VMAT,SBRT,SRS,MLCを用いた陽子線,コーン,アイリスおよびMLC版のCyberKnifeが含まれます。 ※ Cyberknifeは米国および他の国々で登録されたAccuray Inc.の商標です。
精度
SciMoCaは1%未満という高精度を実現。Monte Carlo計算では,水吸収線量と媒質吸収線量が可能です。 この精度は,このMonte Carlo実装の品質に加え,カスタマイズされた装置固有のLINACビームモデルによって達成されます。 モデルは膨大な専門知識に裏付けのもと,自社プロセスと専用ツールを用いてお客様ごとに作成されます。


計算速度
SciMoCaは治療計画が線量制約内に収まったかどうか,完全な概要を提供します。 Monte Carloエンジンのフル3D線量計算速度は,最新のハードウェアアーキテクチャを最適に用いているため,とても素晴らしいものになっています。卓越したパフォーマンスは,高速線量エンジン,バックグランドでの計算処理,そしてワークフローのオートメーションを通じて可能になっています。
自動化されたワークフロー・・・シンプルなアプリケーション・・・高品質な成果
自動処理
DICOMを通じてTPSから治療計画を,SciMoCa線量計算サーバにエクスポートするだけです。その後,SciMoCaはMonte Carlo計算を自動的に開始します。患者ワークリストは自動的に更新されるので,各患者プランの現在のQA状況が常に情報提供されます。

自動解析
SciMoCaは,標的体積とOAR(重要臓器)の両方について,カスタマイズ可能なプロトコルおよびプラン品質計量法に基づき,線量計算結果の評価を自動的に行います。これによりユーザは,プラン品質の評価だけでなく,ユーザ定義による線量誤差閾値に基づいた線量誤差を識別することが可能になります。

DVH比較
治療計画とSciMoCaによる独立線量分布のDVHを,DVH比較セクションで比較することができます。DVHを表示したいストラクチャを個々に指定することができ,関心のあるROIについて詳細かつ集中的な評価が可能になります。

スライスビューアによる3D解析
SciMoCaにはスライスビューアがあり,TPS線量のビジュアル表示を行います。SciMoCaで再計算したMonte Carlo線量と,ガンマ解析結果は,個々のCTスライス上に表示されます。3Dビューアによる,患者体内のストラクチャレベルでの線量誤差を見つけやすくなります。
