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JASO TP-13002 :2013(自動車の人体ばく露に関わる電磁界測定方法)

自動車において発生する電磁界がWHOの推奨するICNIRPガイドラインへ適合するかを判断する、標準的な試験方法

JASO TP-13002 :2013「自動車の人体ばく露に関わる電磁界測定方法」は2013年3月29日に公益社団法人自動車技術会(JASO)が制定したテクニカルペーパーです。

近年ハイブリッド車や電気自動車が普及し、今後はさらに、充電式エネルギー貯蔵システム(REESS)を搭載した自動車が一般化していくとみられます。そのような自動車において、発生する電磁界がWHOの推奨するICNIRPガイドラインへ適合するかどうかを判断するための標準的な試験方法として、このテクニカルペーパーが制定されました。

JASO TP-13002は、JIS/TS C 0044(IEC62233)を基に、動作条件や測定位置など自動車向けの測定方法を追加して作成されたものです。

JIS/TS C 0044に対応する国際規格IEC62233「人の曝露に関する家庭用及び類似する電気機器の電磁界の測定方法」は、家電製品の電磁界の測定方法とICNIRPなど曝露制限値への適合判定の標準化を目的として、国際電気標準会議IECが2005年に発行した国際規格です。標準測定法とされる「時間領域評価」は、磁界を検知するセンサの信号に対して重みづけを行って、10Hzから400kHzの磁界を制限値(参考レベル)に対する割合として測定する手法をとっています。

IEC62233(JIS/TS C 0044)の「時間領域評価」、すなわちJASO TP-13002の「時間領域評価」は、Narda Safety Test Solutions(Narda S.T.S.)社の特許技術STD(Shaped Time Domain)を基にしています。そして、Narda S.T.S.社製「磁界曝露レベルテスタ ELT-400型」はIEC62233の標準測定法、すなわちJASO TP-13002の「時間領域評価」を完全に実現しています。さらに、ELT-400型ではリアルタイム処理を行っており、常に途切れることなく連続して磁界測定を行っているので、安全側に立ったより正確な測定を行うことができます。

また、JASO TP-13002では複数ポイントでの測定も必要となります。ELT-400型単体で1ポイントずつ測定を行うことはもちろん可能ですが、測定ポイントが増えるほど測定に時間がかかるため、効率が良いとは言えません。そこで東洋メディックでは、複数ポイントの測定を同時に行う、ELT-400型を用いた「自動車の人体曝露に関わる磁界測定システム」を提案しています。

この「自動車の人体曝露に関わる磁界測定システム」では、複数ポイントでの測定を同時に行いJASO TP-13002の「時間領域評価」による曝露評価を行うとともに、実波形のデータ保存、解析を行うことができます。実際に人が自動車を運転し、充電する状況を考慮すれば、複数ポイントを同時に測定することはより実際の曝露状況に即していると言えます。

Narda S.T.S.社は、人体防護を目的とした電界、磁界、電磁界測定機器を開発、製造してきた世界的なリーダーです。電磁界測定に関する数々の特許技術で世界をリードし続けています。

 

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