COMPASS 3D治療検証患者線量解析システム
治療効率を高め,エラーを抑制し,より良い治療を行うために
従来の2Dアレイ等のQAツールは,プランと実際の照射の間の物理的/幾何学的な線量分布の差を明らかにするのに有効ですが,プラン検証時には,同時にDVHのような患者への線量の影響といった臨床的な情報も重要です。COMPASSシステムは,従来のMatriXX Evolution 2Dアレイ検出器をLINACに取り付け,実際の治療で用いられるのと同じビームを測定。その結果とビームモデル,患者CTデータからCOMPASS内部の線量エンジンが患者体内での線量分布を3Dで再構築します。こうして照射エラーが持つ臨床的な関連性に基づいたプラン有効性検証が可能となります。
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機能・特長
機能紹介
MatriXX Evolution 2Dアレイ検出器の採用
2Dアレイ検出器として,IMRTプラン検証で実績の豊富なMatriXX Evolutionを採用。PIC(ピクセルイオンチェンバ)技術により,2400MU/minの高線量率に至るまで,低い線量率依存性を実現しており,最短20msという高速サンプリングはデータロスを生じません。
![](https://www.toyo-medic.co.jp/tym_wp/wp-content/uploads/2018/01/pro_accessories_patient_qa_compass_02.jpg)
ガントリマウントおよび角度センサー
COMPASSシステムでは,MatriXX EvolutionをLINACのガントリに取り付けます。常にビーム入射角が一定のため,角度依存性の問題が生じません。360°全ての情報を3Dボリュメトリックに測定します。またIMATプランの検証では,ガントリ角度センサーにより,角度情報と測定値が自動的に関連づけられます。
![](https://www.toyo-medic.co.jp/tym_wp/wp-content/uploads/2018/01/pro_accessories_patient_qa_compass_03.jpg)
ユーザの臨床プロトコルに基づく解析・評価が可能
COMPASSでは実測値に基づき患者体内での3D線量分布を再構築。リファレンスとなるTPSからのプランと,COMPASSが再構築した3D線量分布によって,患者CT上での線量誤差を確認したり,DVHでの比較検証を可能にします。さらに,ユーザの臨床プロトコルに基づき,OARやPTVの自動解析を行い,即座にPASS/FAILを表示できます。 既存のMatriXXユーザの方々には,最適なCOMPASSシステムへのアップグレードをご提案可能です。既にMatriXX 2Dアレイ検出器をお使いの場合は,3D線量検証にも対応できるようCOMPASSシステムへアップグレードできます。
![](https://www.toyo-medic.co.jp/tym_wp/wp-content/uploads/2018/01/pro_accessories_patient_qa_compass_04.jpg)
製品概要
LINAC出力とガントリ角度を3次元で測定
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COMPASSの高効率性:高速パス/フェイル解析
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COMPASSの精度と信頼性:相違が生じた際の臨床的な関連性を評価
![](https://www.toyo-medic.co.jp/tym_wp/wp-content/uploads/2018/01/pro_accessories_patient_qa_compass_07.jpg)